お内陣漆箔彩色工事とは、本堂の柱や組物に本漆を塗り、金箔を張り、彩色を 
施すことです。また、壁面には鳥の子紙を表具し荘厳を豪華に整えることです。
ご宗派によりましては、柱や敷居などの錺金具を打つ荘厳もあります。    

工程のご説明

【本漆塗り】

本漆塗り工程

漆塗り技法は、本漆堅地塗りという最高級の塗装を行います。下地より漆を使い仕上がれば、読んで字の如く堅い漆塗となります。耐水性や地震などの揺れにも大変強い漆塗りです。施工手順は、割れや破損のあるところはケヤキのおが屑と漆を混ぜたもの(パテ)で補修を行います。その補修が終わりますと強度を高めるために寒冷紗を漆で張ります。その第一段階の下地が終わりますと幾層にも漆を塗り重ねていき、完成となります。

【擦り上げおよび蝋色研ぎ出し】

蝋色工程

本漆塗りが完成しますと、漆の艶出し工程へ移ります。漆は、本来艶のない塗料であります。その漆に漆黒の深みのある艶を与えるのが蝋色(ろいろ)研ぎ出しという技法です。塗り上がりの漆の表面を炭で研ぎ、漆を刷り込む工程を幾度も繰り返します。そして、最後に鹿の角を焼成して作られた磨き粉を用いて手の平で磨き上げます。一瞬であの深みのある艶が現れます。また、金箔を張る部分には、擦り上げという技法で下地を整えます。漆塗り面は刷毛目や節(ふし)などあります。それらを取り除くと共に漆面をすりガラス状態にします。そのことで、金箔の密着度が増します。また、金箔の輝きも落ち着いた輝きとなります。この工程を省く仏具店も多いですので、ご注意ください。

【金箔張り】

金箔張り工程

金箔を張るための接着剤は本漆を用います。金箔を張る面にムラのないように満遍なく本漆を塗って行きます。そして、張る面の大きさに合わせて金箔を切り、竹箸を用いて置いていきます。そして、真綿で押さえつけます。この行為から金箔を張ることは金箔を押すと言います。その後、刷毛などを用いて細かなシワなどを伸ばし完成となります。また、金箔が剥がれるのを防ぐために生漆を用いてコーティングをする場合もあります。これは、特殊な技術です。

【彩 色】

彩色工程

彩色を施します部分の型取りをまず行います。そして、上質鳥の子紙に工房にて彩色を施します。使用します絵具は日本画絵具を用います。一般的は、岩絵具、水干絵具と呼ばれている絵具です。これを膠で研ぎ描いていきます。部分的に輪郭や文様を盛り上げたり、金箔を使用したりして彩色を豪華にする時もあります。これを現地での組物や柱に表具をし完成となります。これらの工程を表具彩色と言います。また、組物が複雑形状のものは現地で直接描きます。下地には、胡粉を塗りその上へ日本画絵具絵具で描いていきます。

【壁面表具】

表具工程

お内陣の壁面などに鳥の子紙を張ることを表具と呼んでいます。壁面は、シナ合板にて仕上げていただくのが最前ですが、漆喰壁など合板大工仕事ができにく場合は、合板の代わりに表具で下地を作ることも可能です。一般的な表具の工程は
① 楮和紙を袋張り工法で二重張りをします。② その上に本紙となる鳥の子紙を貼ります。③ 仕上げは、周囲に黒塗りの四分一を打ちます。
これで終了です。大切な工程は②の袋張りという技法で下張りを仕上げることです。この袋張りを行うことで、下貼りが湿度などを感じ収縮をし本紙を常に正常の状態に保つことができるのです。本紙は、本金紙や中金紙など多くの種類がありますので、紙の厚みなどを吟味して採用していただくことをお勧めいたします。


お内陣漆箔彩色工事をご検討されておられますご寺院様には、工程サンプルや完成予想図を提出させていただき、より深くご理解いただけようにさせて頂いております。ご遠慮なく、お申し付けくださいませ。

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