【本漆塗り】
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         漆塗り技法は、本漆堅地塗りとう最高級の塗装を行います。下地より、漆を使い、読んで字の如く堅い漆塗りです。
         耐水性や地震などの揺れにも大変強い塗装です。まず、割れや破損のあるところをケヤキのおが屑と漆を混ぜたもの
         で補修を行います。その補修が終わりますと強度を高めるために寒冷紗を漆で張ります。その第一段階の下地が終わ
         りますと幾層にも漆を塗り重ねていき、完成となります。


【蝋色・擦り上げ】
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         本漆塗りが完成しますと、漆の艶出し工程へ移ります。漆は、本来艶のない塗料であります。その漆に漆黒の深み
         のある艶を与えるのが蝋色研ぎ出し(ろいろ)という技法です。塗りあがった漆の表面を炭で研ぎ、漆を刷り込み
         工程を幾度も繰り返します。そして、最後に鹿の角を焼成して作られた磨き粉を用いて手の平で磨き上げます。
         一瞬であの深みのある艶が現れます。また、金箔を張る部分には、擦り上げという技法で下地を整えます。漆塗り
         面は刷毛目や節などあります。それらを取り除くと共に漆面をすりガラス状態にします。そのことで、金箔の密着
         度が増します。また、金箔の輝きも落ち着いた輝きとなります。この工程を省く仏具店も多いですので、ご注意く
         ださい。


【金箔張り】
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         金箔を張るための接着剤は本漆を使用します。金箔を張る面にムラのないように満遍なく本漆を塗って行きます。
         そして、張る面の大きさに合わせて金箔をカットします。その金箔を竹箸を用いて置いていき、真綿で押さえつけ
         ます。この行為から金箔を張ることは金箔を押すとも言います。その後、刷毛などを用いいて細かなシワなどを伸
         ばし完成となります。また、金箔が剥がれるのを防ぐために生漆を用いてコーティングをする場合もあります。
         これは、特殊な技術です。


【彩 色】
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         彩色を施します部分の型取りをまず行います。そして、上質鳥の子紙に工房にて彩色を施します。使用します絵具
         は日本画絵具を用います。一般的は、岩絵具、水干絵具と呼ばれている絵具です。これを膠で研ぎ使用します。
         部分的に輪郭や文様を盛り上げたり、金箔を使用したりして装飾を豪華にする時もあります。これを現地で表具し
         て仕上げます。これを表具彩色と言います。また、組物が複雑形状のものは現地で直接描きます。下地には、胡粉
         を塗りその上へ色絵具で描いていきます。


【壁面表具】
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         彩色を施します部分の型取りをまず行います。そして、上質鳥の子紙に工房にて彩色を施します。使用します絵具
         は日本画絵具を用います。一般的は、岩絵具、水干絵具と呼ばれている絵具です。これを膠で研ぎ使用します。
         部分的に輪郭や文様を盛り上げたり、金箔を使用したりして装飾を豪華にする時もあります。これを現地で表具し
         て仕上げます。これを表具彩色と言います。また、組物が複雑形状のものは現地で直接描きます。下地には、胡粉
         を塗りその上へ色絵具で描いていきます。